佐賀県内で、当社のドローンによる「屋根への消石灰吹き付け作業」を実施しました。
今回は散布前後で実際に屋根表面温度をサーモグラフィーで計測し、その効果を確かめました。
■ ドローンによる屋根石灰塗布とは?
ドローンにホースを取り付け、消石灰を攪拌しながら屋根へ均一に吹き付ける技術です。
屋根表面の反射率を高めることで、直射日光による温度上昇を抑え、畜舎内部の環境改善につながります。
■ 散布前後の温度比較データ
今回の測定日は気温30.8℃。
施工直後(散布9/5 → 測定10/10)の温度を比較すると、以下のような明確な差が出ています。
● 施工あり屋舎
- 屋根温度:27.4℃
- 牛舎内温度:29.4℃
● 施工なし屋舎
- 屋根温度:50.5℃
- 牛舎内温度:31.7℃
➡ 屋根表面温度は約23℃低下!
➡ 牛舎内の温度も確実に下がり、家畜の負担軽減につながりました。
サーモ画像上でも、施工エリア(青〜緑)が明確に低温を示しており、効果が視覚的にも確認できます。
■ ドローン散布のメリット
- 屋根温度が20℃以上低下し、牛舎内環境が涼しくなる
- 屋根の形状に関係なく施工できる
- 屋根に人が登らないため、踏み抜き事故のリスクゼロ
- 短時間で広範囲を均一に塗布できる
※佐賀県畜産試験場データー参照

















